欧州車のメッキモールが白濁してしまう理由・・・

BMWやメルセデスベンツなど欧州車にお乗りの方でメッキモールのシミが気になる方も多いのではないでしょうか?

欧州車のメッキモールには基本的に「アルミ製」の素材が使用されています。

日本車のメッキモールは腐食に強い「ステンレス製」の素材が使われているため、欧州車のような腐食が起きないというわけです。

輸入車に使用されているアルミニウムは両性金属で酸にもアルカリにも反応して酸化するため、そのままでは耐久性が得られません。 そこで、化学的に表面を酸化させて反応を抑制するため、アルマイト処理(陽極酸化処理)を施すことで耐久性を得ています。

常にキレイな状態にしておけば、かなりの耐候性や耐食性を発揮するアルマイト加工ですが

アルマイト層の熱膨張率が異なることでクラックが入り、そこから酸化の原因物質が浸透してしまう

モールをアルマイト加工する過程において、処理技術自体に差がでてしまう

製造している欧州は低温低湿、その車両を使用する日本では高温多湿

様々な要因により輸入車のモールの「輝きを持続し劣化を防ぐ」事を困難にしています

UNIGLOBE トリムモールプロテクションフィルム | エフイートレード株式会社 (fe-trading.com)

対策

この腐食を防ぐために3つの手段をご提案致します。

①コーティングを施し保護する方法

輸入車に多く見られるウィンドウトリムのクロームメッキモールの白濁や劣化はカーディテーリング作業の中でも困難で悩みの種でもあります。また、光沢を復元するために研磨して再生しても、時間の経過でまたすぐに劣化してしまいます。ECHELON for Metal Trimは、アルミやステンレス素材などのトリム表面をガラス被膜で強力に保護するために考案された専用のコーティング剤です。

従来の一般的な塗装面用のガラス被膜コーティングは、施工方法として塗布して拭き上げるため、定着する膜厚には限界があります。しかし、輸入車のウィンドウトリムなどに使用されている金属モールは非常にデリケートなので薄膜では保護しきれない場合があります。ECHELON for Metal Trimは、膜厚と柔軟性を加味した専用処方で、施工方法も含めてトリムに最適な製品です。

一般的にガラス被膜というと、無機質であることが高性能と考えられがちですが、ECHELON for Metal Trimは素材に適した保護力を重視し、有機質のガラス素材を選択しています。その結果、ボディ用に求められる施工性や光沢よりも確実な膜厚と保護力、基材表面との結合力を持ち合わせています。また、レベリング性が非常に高く、塗布後の拭き取り無く仕上がることによって圧倒的な膜厚を実現しています。

コーティングによる保護 | エフイートレード株式会社 (fe-trading.com)

②カーラッピングを行う

 カーラッピングフィルムを用いてモール自体の色替えをしてしまう方法があります。

グロスブラックへのラッピングが非常に人気ですが、カーボン柄やボディ色と同色などもおすすめです。

特に腐食が進んでしまい、研磨⇒コーティングを行う費用を考えるとラッピングしてしまった方がお安く済む場合も御座います。

③プロテクションフィルムを貼る

 メッキモールの質感をそのままに長期にわたり保護をしたいという方にはプロテクションフィルムの施工をお勧め致します。

フィルムが外的要因を全て遮断してくれるので、シミはもちろん傷の保護にも最適です。

張替時もモールはノーダメージなので研磨する必要もなくコストパフォーマンスが高いと思います。

最近ではスモークタイプのプロテクションフィルムも登場しており、メッキモールに施工することによりクロームメッキのような仕上がりにすることも可能です。

白濁、雨染みを5年間防ぐQUATECT

卓越した保護能力

QUATECTはフィルム表面にフッ素を含浸させた特殊なハードコート層を装着。大気中に飛散する様々な汚染物から優れた防汚効果を発揮し、アルミモール本体を長期にわたり白濁から保護します。

サンシャインウェザーメーターを使用した促進耐候性試験結果

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研磨

既に腐食が進んでしまったモールには研磨作業が必要です。

専用のケミカルも御座いますのでお困りの方は一度ご相談下さい。

上記対策メニューと同時施工でお値打にご案内させて頂いております。